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​『米軍の写真偵察と日本空襲 

     写真偵察機が記録した日本本土と空襲被害』 

                  (工藤 洋三) 

 2,800円


≪目 次≫


第1章 東京上空に現れた写真偵察機 -----------------   1
第2章 F-13のカメラと装備 --------------------------   11
第3章 日本空襲初期の写真偵察 --------------------- 27
第4章 写真偵察機の沖縄戦支援 --------------------- 47
第5章 大都市空襲と写真偵察-----------------------    61
第6章 関門海峡の監視と関門トンネル ----------------   83
第7章 沖縄戦支援と日本海軍の船舶監視 --------------  93
第8章 戦略爆撃再開と写真偵察 ---------------------  107
第9章 中小都市空襲と写真偵察 ---------------------  119
第10章 戦争末期の写真偵察 -----------------------   139
第11章 原爆投下と写真偵察 ------------------------  157
資料 写真偵察機F-13の作戦一覧表 -----------------   173
参考資料 ----------------------------------------- 185
あとがき
索引

≪内容≫

 

1944年(昭和19年)11月1日,1機の写真偵察機が東京の上空に姿を現した.米軍機が東京に飛来するのは,1942年(昭和17年)4月18日のドゥリトル空襲以来だった.  この米軍機は,戦略爆撃機B-29を改造したF-13と呼ばれる写真偵察機で,マリアナ諸島のサイパン島から飛来していた.F-13のクルーが所属していたのは第3写真偵察戦隊(3rd Photo Recon-naissance Squadron)で,部隊の英語名の頭文字をとって3PRSと略すこともあった.第3写真偵察戦隊の隊員は,自らを「日本の公認写真士(Official Photographers of Japan)」と呼んだ.日本軍の対空砲火が届かず戦闘機の迎撃も難しい高高度を飛行しながら,日本全土を「自由に」写真偵察を続ける任務をこのように形容したのである.  本書は,日本本土空襲における米軍の写真偵察を作戦の段階ごとに豊富な写真と図で解説したものである.巻末には写真偵察機F-13の作戦一覧表が添付されている。

 

著者紹介

元 徳山高等専門学校 土木工学課 教授

専門分野 地盤工学

2014年 『アメリカが記録した室蘭の防空』 上梓

2011年 『米軍の写真偵察と日本空襲 上梓

2008年 『写真が語る日本空襲』 上梓

1999年 『大分空襲の記録』 上梓

​2012年 『徳山要港防備図でたどる周南の戦争遺跡』 上梓

2013年 『原爆投下部隊』 上梓

他 著書多数

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