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(自費出版本のご案内)

各地の焼夷区画図をカラー写真で紹介
焼夷弾で都市を攻撃する場合に,市街地のどの部分を攻撃するのか? 1943 年10 月に発行された米軍の焼夷弾レポートには,燃えやすさという基準に基づいて都市を区割りした焼夷区画図が掲載されている.東京,横浜,川崎,名古屋,大阪,神戸,広島,呉,八幡,福岡,長崎,佐世保の焼夷区画図をカラーで紹介.
本格的な焼夷空襲へ続く3 回の試験的な空襲を紹介
日本の都市に対する焼夷空襲は,将来の選択肢の一つとして早い時期に検討されたが,消火に当たる地上の民間人や消防組織の能力を手一杯にして火災を拡大させることができるのか,どの程度の量の焼夷弾を投下すれば目的とする大火を発生されることができるのかが明らかでなく,試験的な焼夷空襲を行うことが提案された.B-29 による試験空襲は1945 年1 月3 日の名古屋空襲から始まり,2 月4 日の神戸空襲,2 月25 日の東京空襲と続いた.
B-29 による日本本土に対する焼夷空襲を網羅.
3 回の試験空襲を経て,3 月9-10 日には東京に対する夜間の本格的な焼夷空襲を行い,続けて,名古屋,大阪,神戸の焼夷区画1 号を焼き払った.6月15 日までに,主要な大都市を焼き尽くし,6 月17 日からは中小都市空襲が始まる.焼夷弾レポートに示された焼夷空襲の理論にしたがって,試行錯誤を繰り返しながら日本の都市を焼き払っていく過程を,空襲を受けた日本本土のすべての都市を紹介しながら解説.
『日本の都市を焼き尽くせ』 (工藤 洋三)
2,800円
第19回日本自費出版文化賞受賞作品
CONTENTS 目次
第1 章 焼夷弾レポート------------------ 1
第2 章 焼夷弾レポートの検証と実験------15
第3 章 試験的な焼夷空襲-------------- 21
第4 章 焼夷電撃戦------------------- 39
第5 章 4 月の東京・川崎空襲----------- 53
第6 章 大都市を焼き尽くす------------- 61
第7 章 中小都市空襲----------------- 83
第8 章 極東航空軍の焼夷空襲--------- 147
第9 章 戦争最末期の焼夷空襲--------- 161
第10 章 戦後の調査と報告書------ ---- 183
参考資料 ---------------------------- 193
あとがき ----------------------------- 196
索引 -------------------------------- 197
著者紹介
元 徳山高等専門学校 土木工学課 教授
専門分野 地盤工学
2014年 『アメリカが記録した室蘭の防空』 上梓
2011年 『米軍の写真偵察と日本空襲 上梓
2008年 『写真が語る日本空襲』 上梓
1999年 『大分空襲の記録』 上梓
2012年 『徳山要港防備図でたどる周南の戦争遺跡』 上梓
2013年 『原爆投下部隊』 上梓
他 著書多数
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